株式会社スマレジの開発部でスマレジのサーバサイドを作っています

メジャーアップデート(2)

こんばんは!株式会社スマレジのエンジニア、マサてす。

今回は前回の続きでアップデート時の開発部の様子について、お話していきます。

 アップデートされるまで(リリースまでの流れ)

スマレジでは、機能リリースは大きく次の流れで進んでいきます。

1. 要件定義

 スマレジはASPなので、受託開発とは異なり自分たちで次作る機能を決定します。
 どんな機能を実装・改修するのかはいろいろな基準がありますが、
 私の知っている範囲だと、以下のような要件が関係します。
  ・その機能がどれくらい使われているか
  ・ユーザさんの要望
 具体的にどんな要望があるのかなどのお話はできませんが、スマレジの場合はAPI
 や在庫管理機能の要望が結構あるイメージです。

2. 概要設計

 対応することが決まったら、Webデザイナーさんたちが画面デザインを作成します、
 この辺りはいずれ1つの記事でご紹介したいですね。

3. 詳細設計

 概要設計で決まった画面のデザインをもとに詳細設計を行います。
 ここではデータベース定義や詳細な画面遷移、実装内容に対する他機能への影響範囲
 の調査等を行います。

4 プログラミング

 詳細設計に基づき、プログラムを作成します。フロントエンドのエンジニアさんと
 協業で作業を進めていきます。

5 単体テスト

 作成したプログラムについて、テストを行います。バックエンドエンジニアの
 場合は、入力値の検証、エラー処理の網羅チェックなど、機能に関する部分を
 テストしていきます。

6 結合テストシステムテスト

 品質管理部の専門のテストエンジニアさんたちが、作成した機能を本番環境と
 同じデモ環境で結合テストを行います。

7 リリース

 皆さんのお手元のスマレジに実装されます。

ざっくり書くとこんな感じです。ただ、SIerとは違い製造とテストに大きな時間を
かけます。これは、以前のブログでも書きましたが、コード品質が下がると著しく
生産効率が落ちてしまうためです。「あるべき姿があるべきように」つくることが、
皆さんに安心して使ってもらえる「スマレジ」の肝なんですね。

というわけで、ざっくりしたリリースまでの流れをご紹介しました。