株式会社スマレジの開発部でスマレジのサーバサイドを作っています

16期が終わって

こんにちは! 株式会社スマレジ、開発部のmasaです。

今日は開発ブログではなくふりかえりです。 株式会社スマレジは4月決算で来月より17期に入ります。 なので、今回は16期のふりかえりをしていきます。

 

16期のキーワードは「チームを支える」と「インフラ」

チームを作る

実は16期から、スマレジサービスの加速に伴い、POSチームのメンバー追加が発生し、新生チームになりました。 僕が1年を通して技術面以外で一番学んだことは「チーム作りの難しさ」です。

POSサーバーチームに入ってきた方は新入社員さんのみでした。 しかし、もtもとIT業界でエンジニアとして長くやってらした経験豊富な方が多く、 IT業界はまだ3年僕ですがちょっとの僕ですが、僕の目には持っている技術力やマネジメント力は非常に高い方ばかりに見えましたし、実際そうだと思います。

ただ、そういったハイレベルな方であっても、SaaSエンジニアの経験は少ない方がほとんどで、 新生チームの僕の最初の仕事は「スマレジ」のエンジニアの考え方を共有することでした。

SaaSエンジニアの考え方

ITエンジニアにとって一番大事なのはコミュニケーション力と技術力で、SaaSエンジニアもそこは変わらないと思います。 ただ、SaaSエンジニアはそれに加えて、SIerとはまたちがう仕様を把握し再設計する力がものを言います。

SIはその規模にもよりますが、スクラッチであれば真っ白なところから新たに作る分、「産みの苦しみ」はありますが すでにあるプロダクトを強化していく「育ての苦しみ」はありません。 うちのチームにJOINした方はまずこの「育ての苦しみ」に悩みます。

極端な話、ボタンの配置一つ変えるだけで大騒ぎになるのがSaaSだと僕は思っています。 常に現行の仕様を考慮し、「使っている人が混乱しないような仕様変更」を意識しながら実装していく・・・。 僕個人は、この作業は使っている人をイメージしながら仕事ができるので楽しいんですが、苦痛な人にとっては苦痛みたいですね。 今同じチームにいてくれる方はこの作業の理解をしてくれながら、お仕事をしていただけているので本当に助かります。

巨大なデータとインフラの知識

特に既存の変更の中で一番神経を使うのが、取引系の機能の改修です。 スマレジはサービスインしてからずっと取引情報をため続けているので、取引データのI/Oを新たに増やすときなどは非常に苦悩します。 今年度であれば、プラットフォームAPIの「取引会員更新API」や「取引明細CSV作成API」などですね。 これらの実装は、上記のベテランの新メンバーさんやインフラチームと連携して、どうにか実装にこぎつけました。

そして、これらを通してインフラ、特に大量データを扱う際に注意すべき点や回避策について、かなり学ぶことができました。

ふりかえってみて

振り返ってみると、非常に学びと成長の多い1年でした。自分自身のスキルも少しずつ成長して、できることが広がってきている段階なんでしょうか? 来期は好奇心旺盛に、でも慎重により自分の強みを伸ばしていければと思います。