趣味の話
こんにちは!株式会社スマレジ、入社7週間目のマサです!
大阪本社周りは、最近は暖かい日と冷え込む日がばらついています。風邪が引きやすい時期がまだまだ続きますので、皆さん体にはご自愛ください。
今日は私の趣味のクトゥルフ神話TRPGのご紹介をしようかと思います。
クトゥルフ神話って??
皆さんは「アメリカ文学」というと、何を思い浮かべますか?
詳しい人ならエドガー・アラン・ポーやハーマン・メルヴィル等の海洋文学を上げるかもしれませんが、他の西洋諸国の作家や作品に比べると、あまりはっきりとしたイメージはないんじゃないかなと思います。
むしろ最近のハリウッド作品やブロード・ウェイのエンターテインメントのほうが印象深いという人も多いかもしれません。
そんな、アメリカが生み出した文学の中で、とりわけ異色なものが、クトゥルフ神話なんです。
クトゥルフ神話は、作家、ハワード・フィリップス・ラブクラフトと彼の友人、あるいは彼を崇拝する弟子たちが作成した、一連のホラー作品群を指します。(定義はいろいろありますが、私はそう解釈しています)
クトゥルフ神話は、今でいうと「パニックホラー」に近いもので、ゾンビや異形の存在が、未知の力で人間に襲い掛かったり、おぞましい結末を迎えるものがほとんどです。そして、その化け物の代表的な存在として、名前にもなっているクトゥルフがいます。
クトゥルフ神話TRPGって?
TRPGはTabletalk Role Playing Gameの略称で、簡単に言えば「サイコロを使って行う即興劇風テーブルゲーム」です。クトゥルフ神話TRPG(CoC)の場合、パニックホラーの登場人物になりきるわけです。プレイヤーは等身大の人間(キャラクター)になり、ゲームキーパーが用意したシナリオに乗っ取って、自分のキャラクターを化け物から知恵と勇気で逃げ延びて生き伸びられるように、ロールプレイ(役割を演じる)をします。
しかし、ただエチュードをするのではなく、ルールブックとシナリオを元に、サイコロを振って物語にランダムな要素を加えていきます。
たとえば、忍び歩きに成功して、こっそりカルト集団から逃げ出せたり、あるいは、化け物に見つかって戦う羽目になったり・・・。
このランダム性が、物語に幅を持たせ、面白さが増していきます。
詳しいことを知りたい方はこちらをどうぞ。
何が面白いの?
CoCの楽しみ方は、大きく分けて二通りあります。それは、ゲームに参加する
「探索者」とゲームを運営する「ゲームキーパー」の二つです。
私はあまり探索者をしないのですが、キーパーとして見ていると、探索者の楽しみは、『いつもと違うシチュエーションで他人と協力して一つのことをやりとげること』と『いつもと違う自分になり切れる」ところではないでしょうか。
前者でいえば、探索者は襲ってくる化け物からみんなで生き残るわけですから、そこで協力して謎を解いたり、ピンチを切り抜けたりすることそのものに楽しさを見出している人は多いと思います。その辺は最近のリアル脱出ゲームと似ていますね。
後者でいえば例えば、普段おかしいと思っていることや、不満を感じているけど口に出せないことって、だれしもあると思いますが、ゲームのキャラクターになり切って、その不満を一気にぶつけたり、いつもと違う自分になれることに楽しさを感じている人も多いと思います。
ゲームキーパーの楽しさは、『自分の作った箱庭で他人が遊んでくれること』だと思います。正直言って、キーパーは準備や采配が面倒なことも多く、楽しめない要素も多いです。しかし、自分の作った世界が実際の人によって遊ばれ、シナリオが進んでいくのは、名状しがたい楽しさがあります。趣味で普段から文芸や創作をしている人には、楽しいんじゃないでしょうか。
私は小さい頃から人生ゲームとか、テーブルゲームが好きだったので、こういうのについ引かれちゃう部分もあります(笑)。
今日は趣味のお話ということで、クトゥルフ神話TRPGのお話をしました。
これを読んで興味をもってくれた人がいたら幸いです。
次回はまたお仕事関係のお話を書ければと思います。