株式会社スマレジの開発部でスマレジのサーバサイドを作っています

チケットの見える化にチャレンジしてみる(1: やりたいこと編)

こんばんは!株式会社スマレジ 、開発部のmasaです!

今週の大阪は平日はスカッと晴れていたんですが、土曜日から曇り空で湿気を感じる休日でした。。。

さて、長いことスマレジ プラットフォームAPIのお話をしてきましたが、今回から別のことをやっていきます。

大量のRedmine チケットを整理したい

弊社では開発業務にRedmineを利用しており、もう運用し始めて数年経ちます。 結果、数十万近くのチケットが生成され、さらに年を追うに連れてチケット起票のペースも上がっています。

チケットの数が増えると、類似のチケットを探すのにも一苦労。「このバグ、チケット化してたっけ?」と思って検索して、フリーワードで検索すると検索結果が100件overだったり・・・。フリーワード検索の後、進行状況などでさらに絞り込むので、チケットを探しきれなくてめちゃ困るという事例は(ほぼ)発生していないのですが、今後、チケット量が増えてくると問題になってしまいそうではあります。

そこで、もうちょっと感覚的にチケットの全体像を見える化できないかな?と思い、色々と試行してみた内容と結果をつらつらと書いていこうかなと思っています。

注意点として、うちのチケットの分析結果をそのまま載せることはできないので、ある程度マスクしたり、サンプルデータなどで紹介するので、あらかじめご了承ください。

ざっくり作りたいもの

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イメージ

めちゃめちゃざっくりですが上の図のように、チケットを1つの点として、下記の尺度で平面にマッピングするというものです。

  • 類似したチケットが「近く」表示
  • redmineのステータスを元に、関連性を「矢印」で表示

あまり手の込んだ分析を作るのは大変なので、まずはこれだけを表示できるようにします。 とは言ってもこの図を書くだけでも、

  • 何をもって近い・遠いとするの?
  • この画面の上下左右にはどういう意味があるの?
  • 矢印は何を基準に引いて、向きはどうやって決まるの?

などなど、決めていくことはかなり沢山ありますし、正直作ったとして私たちの感覚に沿う、あるいはヒントを与えてくれる分析結果が出るかどうかもビミョーです。

ぶっちゃけますと...

解決したい課題はあげたのですが、今回は本音は「面白そうなんでやってみよう」くらいしか考えてないです笑。(先述のように直近で困ってませんし)

まあでも、面白い結果が取れるかもしれませんし、上図のような重み付き有向グラフの形式で取れれば、離散グラフの分析に転用することもできますから、期待せずに楽しむことを意識してやっていきますー。