株式会社スマレジの開発部でスマレジのサーバサイドを作っています

masa的に気になったサブスク2選

こんにちは!株式会社スマレジ 、開発部のmasaです。

弊社スマレジでは、スマレジ・POSをはじめとして、いくつかのサブスクリプション型のWebサービスを提供しています。

私自身、以前にも紹介したLucid ChartやJet Brain(PHP Stormとか)などのIDEのサブスクサービスを使って開発しています。

www.lucidchart.com

そこで今回はあえてWebではない(申し込みとかはWebですが)サブスクに目を向けてみます。 masaの独断と偏見によるNonウェブサービスなサブスクを2つご紹介したいと思います。

Post Coffee

postcoffee.co

毎月、指定した量のコーヒーを、指定した状態(豆のまま、指定の挽き方、コーヒーパック)で送ってきてくれるサービスです。 (コーヒーサブスクの業界はあまり詳しくないですが、割と早い段階からあったイメージがあります) コーヒーのサブスクサービスは他にも色々ありますが、Post Coffeeは比較的細かくサービス内容について設定できます。

気になった理由

コーヒー豆という嗜好性の別れて、かつ(気に入られれば)解約されづらい商材を扱っている点がまず目にとまりました。 また、(他のコーヒーサブスクはわからないですが)Post Coffeeさんはコーヒーパックでの提供もあるので、いわゆるBtoBでの販売もやりやすそうです。 (オフィスの教養部分にコーヒーパックを置いとくイメージ)

食品系のサブスクだと、他にはお菓子のサブスクなどがありますが、製菓の場合はどうしても既存ブランド(どこのお店の新作とか)が強く、 独立したサブスクサービスというより、ある程度のスケールを持った製菓ブランドのネット販売の方が強いイメージがあります。 ただ、お菓子自体を内製して、独自の価値を付加しているところもあり、そういった差別化ができているところは別なのかなと。

それに比べ、コーヒーやお茶などは原産国からの輸入ができれば、他の業者と商材の面で差がつくことはないので、 元々食品輸入のノウハウがある人がやるなら、お菓子よりも手堅そうなイメージがあります。

無印良品の家具

www.muji.com

家具のサブスクも結構種類がありますが、無印良品でもやっているんですね。 ちなみに、サブスクと別に古いベッドの引き取りサービスなどもあるらしいです。

気になった理由

単純にmasaの家の家具が無印良品だらけなのが大きいです笑。 ただ、家具など月額が一定額以上になる場合、どうしても現物確認がしたくなるもの。 その点、現物を手軽に確認できる店舗型ビジネスをやっているブランドさんの方が、 家具サブスク専門でやっている業者さんと比較して強みがあるなと。

スマレジ との類似点

Webサービスが主体なイメージのあるスマレジ ですが、実際それぞれのサービスについて調べてみると、 類似している部分もあります。

一つが「倉庫」の存在です。 「え、スマレジ で倉庫あるの?」と思われそうなのですが、納品するiPadなどの機器を保管する物流拠点があります。 これについてはいわゆる家事代行など、人間が提供するサービスのサブスクや、納品がなく一定のインターネット機器を保存していないSaaSでない限りは、 在庫を持つ=倉庫を持つ必要があるという点で、類似しているかなと。

また、当たり前の話ですが、解約されにくい商材を選んだマーケットが残っていくイメージはあります。 コーヒーにしろ、レジにしろ、理由は異なりますがコロコロと変えにくい(変えることにコストが発生する)商材なのかなーというイメージがあります。 (コーヒーやタバコなどの嗜好品は特定の銘柄に拘って消費し続ける傾向がありそう。ただそれゆえに価格競争にもなりやすそう。POSについては移行コストが大きい。) そういう意味ではお菓子のサブスクなどは、トレンドを追いかけて多彩な変化があることをユーザは期待するので、 サービス企画側のセンスとトレンドをキャッチアップする能力がより問われそうですし、システムもトレンドに柔軟に対応できるような作りでないといけなさそうです。

異なる業種のサブスクでも比較してみると、類似点が見出せるのは面白いですよね。 あくまでmasaの感覚ベースなところが大きいので、ここで書いたことが的を得ているかはわからないですが、 こういった思考は新しい機能を考えたりするときにも必要になってくるので、意識して精度を高めていきたいです。